新宿区は、江戸時代の甲州街道に置かれた宿場「内藤新宿」からにぎわいが続く活気あるまちであり、新宿の地名もこれに由来しています。新宿駅周辺地域にはビジネス街や繁華街が広がり、多文化共生のまち大久保地域では多国籍な店舗が軒を連ねています。また、神楽坂地域では、江戸情緒を残す景観の中で食事や散策を楽しむことができます。

　一方、多くの文化人が活動した落合地域には、閑静な住宅街が広がっています。また、自然溢れる新宿御苑や新宿中央公園などは、都会のオアシスとして、人々の憩いの場となっています。令和2年7月には、新宿中央公園の芝生広場エリアがリニューアルオープンし、交流拠点施設「SHUKNOVA」が誕生しました。

　このように、新宿は多様性に富んだまちであり、多くの人々を惹きつけています。こうした強みを活かし、誰もが住みたい、住み続けたいと思える、持続的に発展する新宿のまちの実現に向け、さまざまな取組みを進めています。

令和2年7月には新宿駅の東西自由通路が開通し、回遊性と利便性が向上しました

江戸の伝統と文化が息づく落合・中井地域

　新宿区は、落合・中井地域を「染めのまち」としてPRするためのプロジェクト「染の小道」を新宿区染色協議会と共催しています。妙正寺川には反物を架け渡す「川のギャラリー」が登場し、多くの人々が足を止め、色鮮やかな風景を楽しんでいます。他にも染めの実演や体験教室などもあり、地域の活性化に繋がっています。