大学進学を機に上京し、土木工学を専攻していました。官公庁への就職を志望したのは、学んだ知識を生かして、土地に根差したまちづくりや、地域のためになる都市基盤の整備に長く関わることができると考えたからです。なかでも特別区は、ほかの地方自治体にはない先進性に富んだ事業が数多く行われている点、さらに、住民のみなさんと接する機会が多く、地域の声を聞きながら仕事ができる点に魅力を感じました。
主に都市計画道路の整備に携わり、工事の監督業務、関係機関との調整などを担当しています。都市計画道路は、都市を形成する最も基本的なインフラであり、その整備には、着手から完成まで7~10年の歳月が必要です。そのため、現在私が担当する事業は前任の先輩から引き継いだもので、いずれ私の後任に託すことになります。地域の方や関係機関との協力はもちろん、そうした「縦の繋がり」も感じながら、多くの人と助け合って事業を進めています。
一つの考え方にとらわれることなく、地域住民、施工業者、関係機関など、事業に関わるさまざまな方の立場から物事を見て、幅広い視野で業務に取り組むことを意識しています。