学生時代に福祉を学び、卒業後は民間企業で在宅訪問の介護職として働いていました。特別区内で仕事をするうちに、この地域全体で暮らす方々全体の福祉に、より広い視野から貢献したいという思いを強く抱くようになり、今の仕事を選びました。区民のみなさんと直接関わり、多様なニーズを聞き取って問題解決に向けた支援ができること、幅広い福祉分野に携わることができることに魅力を感じています。
福祉事務所のケースワーカーとして、生活保護業務に携わっています。担当する地区の家庭訪問や面談のほか、各種申請の受理、通知書作成などを行い、生活保護の適正実施に努めています。また、病院などを訪問し、支援が必要な方と関わる医師や看護師、社会福祉協議会の担当者など、ほかの専門職とのケースカンファレンスにも参加します。被保護者が就職に向けて動き出すなど、自立に向かう姿に触れた時はとても嬉しく、仕事のやりがいを感じることができました。
支援のニーズの裏には、その方の歩んできた人生が深く関わっています。適切な援助を行うため、面談では話しやすい雰囲気をつくり、相手に寄り添って耳を傾ける姿勢を意識しています。