江戸開府以来400年以上にわたり、わが国の文化・商業・情報の中心として繁栄・発展してきた中央区。銀座・築地などを擁し、ファッションや食文化の拠点となっている京橋地域、商業・金融・経済の中心地である日本橋地域、豊かな水辺環境に囲まれ高層建築と下町情緒溢れるまちなみが調和する月島地域と、わずか10平方キロメートルの中に個性豊かなまちの魅力が凝縮されています。

　子育て世代の増加に伴い出生数が年々増えていることに加え、晴海地区における新たなまちの形成により、本区の定住人口は今後も増加が見込まれており、小中学校の建設や子育て施設の整備を進めています。「二十万都市」を視野に入れながら、区民ニーズの多様化に的確かつ迅速に対応し、まち全体の機能と魅力を一層高めていくことで、住み、働き、集うすべての人々が幸せを実感し、誇りを持てる「都心」中央区をつくり上げていきます。

晴海地区の将来イメージ

都市基盤の整備による魅力あるまちづくり

　川面に日の光を取り戻す「日本橋」上空の首都高速道路地下化を契機として、築地川アメニティ整備構想や東京高速道路を活用した緑のプロムナード化、都心・臨海地下鉄新線の整備などの新たな都市基盤の整備により、都市の魅力に磨きをかけ、水と緑の多い潤いのあるまちづくりを進めていきます。

「日本橋」上空の首都高速道路地下化後のイメージ（再開発の計画は現時点の情報をもとに作成）
出典：首都高速道路日本橋区間地下化事業パンフレット（令和2年6月首都高速道路株式会社）