CREATE23 特別区の技術職をもっと知ろう![23区の未来をつくろう]CREATE23 特別区の技術職をもっと知ろう![23区の未来をつくろう]

技術職の役割

東京都の総人口のおよそ70%、1,000万人近くが暮らす、特別区。
誰もが安全安心に暮らせるまちづくりや良質な都市空間の創出等を目指し、さまざまな事業に取り組んでいます。
技術職員は、その企画から、計画・設計、施工・監理、運営のすべてにおいて、職種を超えて協力しあい活躍しています。

  • 土木職
  • 造園職
  • 建築職
  • 機械職
  • 電気職

技術職の仕事

特別区の技術職は、大きく分けて5つの専門分野において仕事を遂行しています。
大都市圏ならではのまちづくりと、地域特有の課題解決のために、各分野の高い専門性と、連携は欠かせません。

  • 土木職
  • 造園職
  • 建築職
  • 機械職
  • 電気職

土木職の仕事

道路や橋、河川の整備・維持など都市基盤の形成に携わる仕事です。
多くの人の暮らしや命を守る、幅広い生活基盤の整備とも言えます。
地域住民や関係機関と連携して、まちのグランドデザインを描きます。

造園職の仕事

都市に欠かせない、公園や街路樹の維持管理はもちろん公園や児童遊園の新設・改修の計画立案と設計・管理なども行います。
地域住民と協力し、緑化普及や啓発イベント・講座を手がけることも。

建築職の仕事

都市計画の策定や建築基準法に基づく建築物の審査や指導といった仕事から、区有施設の新築、改築に伴う設計、工事監督など、まちづくりに幅広く関わります

機械職の仕事

公共施設における建築設備のなかで、機械関連に特化し、設計や施工、維持などを行っています。他職種や施工業者と協力しながら安全で利用しやすい施設をつくっていく、設備機械のプロフェッショナル。

電気職の仕事

公共施設における建築設備のなかで、電気関係に特化し、設計や工事監理を行っています。災害も意識した電気系統の安全環境を整備し、ほかの技術職と連携して仕事を進めていきます。

技術職が支えるプロジェクト

暮らしに密着した基礎的な自治体としてのプロジェクトも、地域特性などによりその規模や工程、工法、必要な配慮は異なります。
特別区においては、どのように各職種が連携し、民間企業とも協力しながら進めているのでしょう。
インタビューとともにご紹介します。

  • PROJECT01 - 区立麹町仮住宅新築工事(千代田区)PROJECT01 - 区立麹町仮住宅新築工事(千代田区)PROJECT01PROJECT01
  • PROJECT02 - 新左近川水門耐震対策工事(江戸川区)PROJECT02 - 新左近川水門耐震対策工事(江戸川区)PROJECT02PROJECT02
  • PROJECT03 - 清掃工場建替工事(東京二十三区清掃一部事務組合)PROJECT03 - 清掃工場建替工事(東京二十三区清掃一部事務組合)PROJECT03PROJECT03

PROJECT 01

  • 建築職
  • 電気職

住民の暮らしを守る

区立麹町仮住宅新築工事(千代田区)

日本の中枢とも言えるエリアに、サステナブルな仮住宅を整備。

区営住宅・アパートの建替え工事期間中に、入居者の方々が一時移転する仮住宅の整備プロジェクトとして、平成29年12月から約3年間をかけて実施しました。立地は皇居や永田町からも至近のエリア。外観は周辺の風格ある景観に調和するデザインを目指すとともに、速やかに移転ができる整備手法を採り、仮住宅としての役目を終えた後、一部をほかの用途に転用できる設計としました。また、CO2削減に寄与する複層ガラスやLED照明、高効率給湯器などを採用し、高削減率を達成しています。

STAFF MESSAGE

建築職

千代田区政策経営部
施設経営課
(平成27年度採用)

住民の暮らしに直結する事業を担う、やりがいと責任感。

建築工事の監督員として、定例の会議で施工者・工事監理者とさまざまな課題の検討・調整を行い、事業全体の進捗管理を担いました。公共工事は原則として分離発注方式なので、他業種との調整が非常に重要です。初めての新築工事担当だったこともあり、勉強しなければならないことが多く、初めはついていくことに必死でしたが、この経験は技術職としての大きな成長に繋がったと思います。竣工後の調査で施設を訪れた際に、ある入居者の方が私を覚えていてくださり、直接お褒めの言葉をいただいたことが印象に残っています。ご高齢の方や、住み慣れた住宅からの転居に不安を感じている方もいることを聞き、実際に住んでいただくまで気になっていたので、とても嬉しくほっとしました。

未来の後輩たちへ

行政の仕事は幅広く、区によって課題や事情が異なるので、個々の強みを活かせる職場がきっと見つかると思います。また、育児休業を取得する男性職員も増えており、職場内で協力し、ワークライフバランスを積極的に実現させる雰囲気が醸成されている実感があります。

PROJECT 02

  • 土木職
  • 機械職
  • 電気職

住民を災害から守る

新左近川水門耐震対策工事(江戸川区)

高潮や津波から暮らしを守る、12年もの一大プロジェクト。

区西部を荒川と並行して流れる、中川下流に位置する水門の耐震対策工事のプロジェクトです。この水門は、区の最南端に位置しており、海にもっとも近い河川管理施設のため、たとえ工事中であっても高潮や地震・津波発生時には確実に閉鎖ができなければなりません。また、ほぼ毎日、船舶が水門を通航しているため、航路を確保しながらの工事が求められました。前例のない工法を複数採用しながら、東日本大震災の翌年、平成24年度から12年という歳月をかけ、令和5年度に完了しました。

STAFF MESSAGE

土木職

江戸川区土木部
保全課 工事係
(平成24年度採用)

前例の少ない工法での大規模工事も、職種を超えた連携で完工。

プロジェクト完了までの4年間、工事監督として関わり、私は土木職として主に水門本体の築造や旧水門の躯体撤去を監督しました。工事監督は、受注者や利用者と連携を取り、工事の円滑な進行を担います。本プロジェクトの工事内容は、躯体の築造から扉体や機械設備の設置、その動力となる電源の配線やシステムの構築など、多領域にまたがるため、電気職や機械職の監督員と職種を超えた現場監督体制で、課題を解決しながら進めました。通常では船舶の航路閉鎖を伴う内容の工事を、今回は航路の維持と工事を両立するために、前例の少ない工法で行いましたが、地道な連携で無事に完工。区民を水害から守る大事な事業に携わったことは、何物にも代えられない経験となりました。

未来の後輩たちへ

生活道路の修繕工事から、水門耐震対策工事のような大規模工事まで幅広く経験でき、技術職としての専門知識をフルに生かすことができる環境です。特別区のような基礎的な自治体の仕事は、地域への貢献を直に感じられ、大きなやりがいがある点も魅力だと思います。

PROJECT 02

  • 電気職
  • 機械職
  • 建築職

【PROJECT MOVIEの用語解説:BIM】コンピューター上に作成した主に3次元の形状情報に加え、室名の名称・面積・材料・部材の仕様・性能・仕上げなど、建築物の属性情報を併せ持つ建築情報モデルを構築するシステム

生活の基盤をつくる

清掃工場建替工事(東京二十三区清掃一部事務組合)

インフラの整備・維持は、基礎自治体の大切な使命。

人口の集中する特別区のごみ処理の規模や施設数は日本最大です。しかし、その清掃工場の多くが平成の初期に建設されたため、一般的に寿命といわれている25〜30年を迎える工場が今後ますます増えます。そのため、老朽化した清掃工場の建替えを順次行っていくプロジェクトが進行しています。本組合では、特別区内にある22施設の清掃工場の管理・運営を行っていますが、これらの工場を適切かつ計画的に更新することにより、特別区内の重要なインフラであるごみ焼却体制をしっかりと保持しています。

STAFF MESSAGE

電気職

東京二十三区
清掃一部事務組合
建設部 建設課
工場建設第一係
(平成25年度採用)

職種を超えて課題を解決する、総合的な視点での建て替え工事。

北清掃工場の建替えの際には、解体工事前の準備として仮設電源設備設置の監督業務を経験しました。煙突の航空障害灯や外灯、工事・業務に必要な電源を確保するため、既存工場の電源を止めるまでに仮設電源設備を設けることは必須です。仮設ケーブルのルート確認や仮設電源接続箇所の把握をし、電源を切り替えた後は、電力会社と旧工場の地中ケーブルの撤去工程調整も。さらに、建替え後の設備配置検討の際には、電気職として、機械職、建築職とともに懸念事項を出し合い、総合的な視点でより良い計画に練りあげます。清掃工場は、都市の重要なインフラ施設。災害時も機能を維持することを念頭に、旧工場の解体から新工場建設まで幅広く担当する、とてもやりがいのある仕事です。

未来の後輩たちへ

特別区はごみ処理施設の数も規模も大きいため、常に2~3工場の建替えを行っている本組合は、ほかの自治体にはない珍しい組織でもありますが、ここで得られる経験や知識は自身のスキルアップにも繋がるでしょう。高い志を持った方をお待ちしています!

機械職

東京二十三区
清掃一部事務組合
建設部 建設課
工場建設第一係
(平成22年度採用)

周辺環境に配慮した清掃工場を、多職種一丸となって作り上げる。

約26年稼働した旧目黒清掃工場の解体、新工場建設工事に携わりました。機械職として主に携わるのは、空調設備などの建築機械設備、焼却炉設備などのプラント設備です。さまざまな種類の設備がある中で、消防設備の検査や、ボイラ・タービンの使用前検査などのほか、焼却炉の性能試験を係全員で監督していきました。建替工事は、機械職だけでなく電気職、建築職、土木職が協力して進めていく大きなプロジェクトです。携わっていく中で、受注者ともより良い清掃工場を目指して意見を交わしてきました。それが次第と形となり、完成していく様子は、感慨深いものがあります。一丸となって取り組むので、携わった誰もが「自分が作った」と思えるのではないでしょうか。

未来の後輩たちへ

経験豊富な先輩職員の助けを得ながら業務を進めていくと、自身の成長に繋がり、やりがいもあります。すぐに建替工事に携わることは少ないかもしれませんが、清掃工場ができていく様子に触れられる貴重な機会ですので、チャンスがあれば携わってみてください。

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