災害リスクに備え、区民の命と財産を守る
地域の防災対策を担っています。
目黒区 危機管理部
防災課
(令和6年度Ⅲ類採用)

01仕事内容

平時の訓練と整備で
いざという時に備える

区内に設置している街頭消火器や防災倉庫の管理、有事の時に重要な伝達機器となる行政無線の維持管理や訓練を担当しています。目黒区は道路が狭いので、街頭消火器と車の接触による破損など突発的なトラブルにも対応しています。通報を受けて、現場に向かい交換作業を行います。また、平時は毎日17時にチャイムを鳴らしているのですが、そのチャイムが支障なく流れているか確認することも大切な仕事です。防災センターでは防災無線を一括管理しているので、スピーカーが正常に稼働しているかどうか記録をチェックします。

目黒区には、町会・自治体などを母体とした防災区民組織があり、初期消火対策訓練なども行っています。小型のD級ポンプの操作手順などを案内しながら、消防署と連携して火災に備えています。

02仕事のやりがい

地域課題の小さな改善が
大きな変化をもたらす

昨今は「防災対策を強化してほしい」という区民のみなさんのご要望や依頼がとても多くあります。防災用品や備蓄品のリクエストをいただくこともあり、実際にご意見を採用することもあります。そうした小さなみなさんの声に応えながら改善を重ねることで、みなさんが安心して暮らせる、防災に強いまちづくりを実現できるものだと思います。さまざまな部署や職種の人たちと協力しながら課題を解決していくことで、社会の一員としての役割を果たしていると実感できます。

印象に残っている仕事

不安だらけの訓練から学んだ
責任ある仕事の仕方

入区1年目に担当した訓練は、何もわからないまま、ひとりで抱え込んで準備をしていたため、当日、何事もなく開催できるか不安で仕方がありませんでした。2年目で同じ訓練を担当したのですが、今度は、1年目の経験や反省を生かし、さらに有意義な訓練にしようと、準備からしっかり取組みました。仕事の分担を指揮し、上司とも常に連携を取りながら準備を進めたおかげで、当日は大きなトラブルもなく、参加者からも「とてもいい訓練でした」とうれしい言葉をいただきました。

03採用試験について

震災を経験し、水も電気もない不安な時に、行政がさまざまな支援をしてくれました。給水車が来て命がつながったと子どもながらにホッとした瞬間、住民のために働く仕事を目指したいと思いました。震災の経験から得た現場視点から自分にできることを考え、入区しました。

MESSAGE

区役所の業務は幅広く大変なこともありますが、その分、さまざまな知識が身に付き、大きく成長できる仕事だと思います。就職活動中は不安でいっぱいかと思いますが、最後まで頑張ってください。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。