経験豊富な専門職員と共に
子どもの成長を切れ目なく包括的に支援。
世田谷区 児童相談所
(令和6年度経験者採用)

01仕事内容

地域に根差した長期的な支援を実現

児童心理司として「愛の手帳」判定業務、心理検査、観察、治療に関する業務に携わっています。愛の手帳は知的障害者(児)の福祉の増進に資するために東京都が交付するもので、知的障害の判定基準となる区分が明示されているものです。心理の専門職と医師が知能検査等を用いて障がいの程度を確認します。また、子どもや保護者などの相談に応じて、面接や検査結果を用いた心理診断を行い、援助方針に従って子どもや保護者の心理ケアや助言をしています。

児童福祉司、医師、弁護士、警察OB、スーパーバイザーや児童相談支援専門員の方々とともにさまざまな視点からチームとして対応し、専門職として他機関のコンサルテーション機能も担っています。

子育てに対する悩みや不安、日々の子育てから感じる子どもの育てにくさや難しさ、きょうだいとの関係など、子どもの支援は家族全体の支援につながります。またその家庭だけではなく、幼稚園や保育園、学校などの所属機関といった、その子を取り巻く周囲の環境など、地域との関係も考慮した支援が必要です。そうした支援に幅広く取り組んでいます。

02仕事のやりがい

子どもの笑顔つながる
福祉の第一線で奮闘

特別区で働く魅力は、子どもや家族の笑顔につながるよう、福祉の第一線で奮闘できるところです。ケースバイケースで正解がない分、難しさはありますが、積み重ねた経験がそのまま自分の力になります。向上心と意欲を持ち続けることが成長につながります。共通の研修や専門職間の交流会など、他区と情報交換する場もあり、常に切磋琢磨できる環境が整っているのも魅力です。

印象に残っている仕事

充実した研修で段階を踏みながら
理解を深める

経験者採用ではありますが、特別区は前職の職場とは規模もスピード感も違い、入区当初はわからないことも多く、戸惑いの連続でした。忙しい中でも研修の時間を確保してもらったので、児童相談所ならではの研修や、区内の社会資源や取組みなども、研修を重ねて理解を深めていきました。今では愛の手帳の判定業務をひとりで行えるようになり、児童心理司としての視点や支援の組み立てについてもイメージが持てるようになりました。

03採用試験について

前職では乳幼児を中心とした未就学の子どもへの発達支援と、保護者や関係機関への相談支援に携わっていました。乳幼児の相談だけに留まらず、子どもの成長に合わせて、長期にわたって心理職として家族支援と地域支援に貢献したいと考え、特別区の採用試験を受けました。

MESSAGE

世田谷区の児童相談所では、さまざまな職歴のある職員が多く活躍しています。その中でも専門職としての意見を尊重し、しっかり反映してくれる環境が整っているので、とてもやりがいを感じます。転職活動は、精神的にも体力的にも厳しいイメージがあり、私自身、最初の一歩がなかなか踏み出せずにいましたが、受験資格条件の緩和などに背中を押され、挑戦してみました。みなさんも一歩踏み出してみませんか。