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特別区人事委員会トップページ > 特集・メッセージ > 特集・メッセージ(2018年度) > CROSS TALK 技術職という選択
更新日:2022年3月17日
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5人の技術職の先輩が仕事を通じて感じた特別区の魅力について語ります。
荒川区 防災都市づくり部
道路公園課
須崎 誠也(平成22年度採用)
新設公園、新設道路や既設公園の改修などの計画、設計、施工を担当してます。竣工後にどのように利用されるかを常に意識しながら、訪れる方が笑顔になれるような基盤を提供できるよう設計に取り組んでいます。
台東区 都市づくり部
建築課
吉田 あやね(平成20年度採用)
建物の耐震診断や、耐震補強工事などに対する助成に関する仕事と、確認申請の構造についての審査をしています。耐震は、区民の方と接することが多く、構造の審査については、設計事務所の方や工事業者とのやり取りが多いです。
世田谷区 防災街づくり担当部
建築安全課
西岡 和幸(平成24年度採用)
世田谷区内にある建築物などの維持管理に関する対応や、課内の予算・契約などの庶務を担当しています。事故を未然に防ぎ、防災や衛生面において安全な地域づくりに貢献できるよう、複合的に問題の改善に向けて対応しています。
中央区 環境土木部
水とみどりの課
坪内 斉子(平成22年度採用)
公園や児童遊園の日々の維持管理のほか、公園を利用される方々や近隣の方々から寄せられた要望などへの対応、公園・児童遊園の改修工事の担当など、公園に関する幅広い業務を行っています。
大田区 企画経営部
施設保全課
指田 進(平成15年度採用)
学校や施設の改築、改修の設計や工事を監督する仕事です。工事発注前の現地調査や図面作成、工事費の積算から、施工してからの現場での受注業者とのやり取りまで、工事の一部始終の進行管理を担当します。
須崎
特別区はさまざまな分野で全国に先駆けた取組みを行っています。私はもともと地球温暖化やヒートアイランド現象に関する環境対策に興味があり、道路や公園づくりなど公共事業を通じて地域貢献したいと思っていまの職種を選びました。東京は、大都市でありながら下町の人情味も併せ持っていますよね。区民、事業者、行政が一体となって、地域密着型のまちづくりができる、と思いました。
吉田
私が特別区を選んだのも、東京のまちづくりに興味があったからです。特別区では、大都市東京の一部を担うというスケールの大きさを常に感じながら働くことができます。地域との距離が近いというのもとても魅力的でした。仕事内容も幅広いですよね。
西岡
やっぱり日本経済の中枢である東京には、多種多様な人々が集まっているなあと感じます。そこに集まった人の分だけ、暮らしや文化、人の思いがあるわけですが、同時に、人が多い分だけ抱える問題も多岐にわたりますよね。私は、そういった人の思いに応えながら、幅広い仕事をやってみたいと思っていたので、基礎自治体である特別区を志望しました。さまざまな問題を解決していくための、本質を見極める視点、それから実現に向けて動いていける実行力を身につけたいと思っています。
坪内
地域の方々に一番近い存在としてまちづくりに携われるのはやっぱり魅力ですよね。私が特別区を志望したのもそれが一番大きいです。あとは、みどりが好きだったり、人の喜ぶ顔を見ることが好きだったので、みどりとふれあえる快適な環境を作り出すことができる造園職を志望しました。
指田
私の場合は、大田区生まれの大田区育ちだったということが大きいです。保育園から高校まで区内に通っていたので、自分の生まれ育った大田区に恩返しをしたいという思いがありました。大学で学んでいた機械工学を入区してからも活かしたいと思い、機械や設備に関わる機械職を選びました。
坪内
自分の携わった仕事が、何年も何十年もまちに残り、愛され、根づいていく様子を間近に見続けることができるのは、やはりとても大きな魅力だと思います。地域の方々、公園を利用される方々から寄せられる意見はさまざまで、どうしたら解決できるのか、地域のみなさんに喜んでもらえるのかを考えるのは難しいこともあります。でも、真剣な思いに真剣に答えることができる仕事でもあって、まさにその難しさにやりがいを感じているともいえます。地域の方々の要望をできるだけ実現できるように試行錯誤を繰り返した公園で、楽しそうに遊ぶ子どもたちを見たときや、「いい公園になったね」と地域の方々に声をかけていただくときなどは、本当にうれしいです。
指田
私も、施設を使う地域の方々のために、充実した環境を整えることにやりがいを感じます。これは技術職全般にいえることですが、工事が終わった後の施設の姿をいかに具体的に想定できるか、というのが仕事の質に関わってきます。それには知識や経験が必要ですし、上司や同僚との連携も不可欠です。工事というもの自体が、多くの人と協力し合ってひとつのものを作り上げるものですが、そこには先輩からの経験の継承というのも含まれていると思います。
西岡
広範な知識や視点を学びながら、たくさんの仲間との信頼を築いていくことができることは本当に良い職場環境だなと思います。日々の仕事のなかで、やりがいを見つけさせてくれる、気持ちを高めてくれる上司や同僚がいるわけですから。
須崎
自分の部署だけではなく、ほかの部署や地域の方々と連携してプロジェクトを進める機会も多いですよね。より良いまちづくりの実現に向けて、区民参画のもと、建築や保育などほかの部署とも密接に連携し、知恵を出し合いながら一丸となってプロジェクトを進めるので、非常に充実感があります。
吉田
それでいえば、特別区の技術職の場合は、特に他区との交流が深く、仲間意識が強い気がします。仕事をするうえで困ることがあれば他区の先進事例を参考にさせてもらうなど、相談しやすい空気があります。それぞれの専門知識を持ち寄ってひとつのものを作るということが、区をまたいでも継承されているのは、特別区特有の強みなのではないかと思います。
坪内
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、さまざまな事業や工事が行われています。世界的ビッグプロジェクトに、技術職はもっとも近いところで関わる機会もあります。特別区の技術職の仕事は多岐にわたるため、いろいろな経験を自分の成長にできる場が数多く用意されています。可能性に満ちた職場を、みなさんと盛り上げていきたいです。
須崎
魅力ある公園などを作るためには、土木、造園の知識だけでなく、防災性や地域コミュニティの拠点づくりなどの知識が不可欠です。また、公園などを作ることが目的ではなく、完成後にどのように利用されるかが大切で、小さな子どもから高齢者まで各世代の方々の視点に立って計画していく想像力も必要になります。訪れた方が笑顔になれて、末永く愛されるような公園などを一緒に作っていきましょう。
西岡
私のいる世田谷区では、今後、新庁舎への建替えのプロジェクトや、小田急線や京王線の鉄道連続立体事業などさまざまな事業に関わるチャンスがあります。特別区の職員は、たくさんの仲間と一緒に「街」を作り上げる仕事に携わっています。区民や相手方の目線に立ち、率先して取り組むという姿勢を持って一緒に働きましょう。
吉田
技術職として区役所で働くことについて、イメージがわきにくいかもしれません。私も学生時代は、区役所というと事務作業ばかりで、技術職らしい仕事なんてないのではないかと心配していたこともありました。実際のところ、そんな心配は全く必要ありません。きっと技術職ということに誇りを持って仕事ができることと思います。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をはじめ、特別区にしかできない仕事がたくさんあります。みなさんの入区をお待ちしています。
指田
特別区には、各区内それぞれのまちに、特色ある歴史があり、古くからの伝統が根づいています。私たちの仕事は、職員だけではなく地元に関わる多くの方と情報を共有し、これらの歴史・伝統をふまえた新しいまちづくりを一緒に進めていくという楽しさがあります。仕事をしていくうえで求められるのは、自身の成長のために学び続ける姿勢と仲間とのチームワークです。みなさんの希望や思い描く未来を、私たちと一緒に力を合わせて作り上げていきましょう。
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